LRT整備事業

バスネットワークの整備

LRTとの連携により、広大な市域を効率的にカバーするバス路線網を整備

公共交通分担率を倍増し、マイカーによるCO2排出量を抑制するには、広大な市域を効率よくカバーするバスネットワークが必要です。そこで、LRTと路線バスの連携と、郊外と郊外を結ぶ「フィーダーバス」の組み合わせにより、手軽に利用できるバスネットワークを整備する計画です。

目標は4,400万人

公共交通分担率を倍増するには、バスネットワークで4,400万人を輸送する必要があります(LRT全線実現時)。危機的状況の路線バスに頼ったままでは不可能ですが、LRTとの組み合わせで可能となります。脱炭素社会をめざすうえで、倍増は通過点に過ぎませんので、さらに政令指定都市の平均値20%をめざし、車が無くても移動に困らない社会をめざしています。

路線バスの再編

バスの弱点を解消

路線バスは、「時間通りに来ない」「路線・便数が少ない」「運賃が高い」という弱点があります。そこで、路線バスが重複運行している区間に、輸送力・定時性・利便性の高いLRTを基幹交通として導入し、バスの弱点を補います。路線バスは支線交通として再編し、LRTとバスの連携により輸送力を高めていきます。

バスネットワークを構築

これまで浜松駅バスターミナルを起点としていた路線バスは、LRTのトランジットセンターから先を運行することになります。各バス路線の運行距離は短縮され、定時性の改善につながります。また、LRTはバス3台分の乗客を運ぶことができるため、経営効率を高めることができます。LRTの導入により余剰となるバスは既存路線の増便や、公共施設や病院・人口集中地区等を結ぶ路線に配備し、より便利で効率的なバスネットワークを構築する計画です。

フィーダーバスの整備

余剰バスは郊外と郊外の拠点を結ぶフィーダーバスとして新たに投入し、「V字型移動」の欠点を改善し、郊外間移動の利便性を高め、公共交通全体の利用促進を図る計画です。それによりフィーダーバス沿線のコンパクトシティ化もめざしています。

フィーダーバス路線(案)

LRT・路線バス・フィーダーバスによる広域公共交通ネットワーク(案)

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